FIA会員各位   新年のご挨拶

FIA-NEWS1月号-新年のご挨拶より- (2024/1/11) 

 新年のご挨拶に先立ち、元旦の令和6年能登半島地震により被災された皆様、被害のあったクラブの皆様に心よりお見舞いを申しあげますと共に、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

 さて、コロナウィルス感染症が5類に引き下げられて初めての新春を迎えました。コロナ禍の3年間は加盟クラブの皆様には厳しい経営環境下、FIAガイドラインに沿った施設運営にご協力頂きましたことを、改めて感謝申し上げます。

 日本に暮らす人の運動習慣はまだまだコロナ前に戻っているわけではありません。私たちフィットネスクラブは、人々の健康増進のためコロナ前以上の運動の習慣化を推し進めたいと考えております。

 昨年11月に厚生労働省の専門部会が、10年ぶりに健康づくりのために推奨される身体活動・運動の目安となるガイド案を改訂し、成人では1日60分以上の歩行と週2・3回の筋トレを推奨しています。

 FIAでも運動の習慣化向上の為に、昨夏から加盟フィットネスクラブで「全国カラダ年齢測定―フィットネス体力テスト―」の実施を開始しました。

 自分のカラダ年齢を知ることによって、運動習慣から遠ざかってしまった方に運動の大切さをわかっていただく、また運動を続けている方には継続することの大切さをわかっていただける機会にしていきたいと考えております。

 この活動には、国・自治体・健康経営を進める企業等も注目頂いており、特に東京では都が開催するスポーツ啓発イベントに体力測定コーナーを導入して頂いています。直近では被保険者が2800万人の健康保険組合連合会が、年1回の健康診断のように年1回の体力測定を行うことも有意義ではないかとして、FIA体力測定との連携検討が始まりました。加盟クラブの皆様には、カラダ年齢測定に積極的にご参加頂き、顧客の定期的測定実施に是非ともご協力をお願いいたします。

 人が生きていくうえで必要な、「衣食住」の次に必要なものは、「運動=動くこと」だと私は考えています。FIAは、国民の健康を維持向上するための中心的な業界団体として、スポーツ健康産業議員連盟をはじめとする国・自治体・企業等との連携を強化し、有意義な活動が出来るよう新しい年も引き続き取り組んで参ります。

 本年こそはフィットネス参加率がコロナ前以上に向上することを切に願い、新年の挨拶とさせていただきます。

令和6年1月5日
一般社団法人 日本フィットネス産業協会
 会長  花房 秀治

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