一般社団法人 日本フィットネス産業協会

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パーソナルトレーニング指導中の “事故予防対策”について考える

FIA-NEWS4月号 (2024/4/12) 

パーソナルトレーニング指導中の”事故予防対策”について考える

 

PART1 指導者資格認定団体の取り組み

特定営利活動法人日本トレーニング指導者協会有賀誠司理事長に聞く

 フィットネス業界に身を置く方々であれば、昨今、トレーニングジムにおいてパーソナル指導を受けたお客様の整形外科的傷害の発生件数が増加しているというニュースは、当然耳にされているのではないでしょうか。消費者庁をはじめ、経済産業省も本件に対して非常に高い問題意識を持っており、行政もその防止対策の是非について検討するための調査を開始しました。

 消費者センターへ寄せられた苦情の一部を拝見すると、フリーウエイトを活用したパーソナル指導を受けた際に負った怪我というケースが少なくありません。

 今回の特集記事では、トレーニング指導者資格認定団体の養成課程においては、どのような対応が盛り込まれているのか、発生予防に求められる対応ついてはどのような点が考慮されているか、あるいはどのようなメッセージをトレーナーの皆さんに発信されているのか、などについて、運動指導者の資格認定団体のアライアンスの中で、特に中核的な役割を果たされている日本トレーニング指導者協会(JATI)の有賀誠司理事長にお話をお伺いしました。

 そして、一方ではパーソナルトレーニングを提供する施設側においては、どのような安全対策が施されているのか。この点について、各クラブのパーソナルトレーニング提供に関する管理責任を担われている方からその対応についてお伺いすることとしました。

 なお、有賀理事長には、FIAが発行する『フィットネスクラブマネジメント公式テキスト』において、“安全管理”の項目においてご執筆いただいていることを併せて付記させていただきます。

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