現場力、 支配人マネジメント力向上のための 特別セミナー
FIA-NEWS1月号-FIA×SPORTECセミナー報告4- (2024/1/11)
現場力、支配人マネジメント力向上のための特別セミナー
『SPORTEC2023 FIA×SPORTECセミナー』第4弾は、「収益最大化のための施設マネジメント手法を考える」がテーマ。会員数の減少や様々なコスト高など、今までにない苦境に立つクラブ運営において、現場支配人や本社運営はどうやって利益を生み出す仕組みをつくるのか――。FCM1級技能士の現役支配人による対談セミナーは、運営を効率化し、収益を底上げし、最大限の利益を向上させるための様々な施策を考えるセミナーです。
<パネリスト>
セントラルスポーツ(株) 加藤 晴王氏
1級技能士 セントラルフィットネスクラブ金沢店及び野々市店 支配人
野村不動産ライフ&スポーツ(株) 田中 克宜氏
1級技能士 メガロス立川 支配人
(株)ルネサンス 井口 和久氏
1級技能士 ルネサンス岐阜及び元コクールルネサンス名古屋 支配人
ファシリテーター
(一社)日本フィットネス産業協会 FCM検定事業統括マネージャー 韮沢 靖彦
※今回のトピックスは、2023年8月4日(金)に行われた『SPORTEC2023 FIA×SPORTECセミナー』を取材し編集したものです。
各社の紹介
韮沢 本日、ご参加いただいた3名のパネラーの方々は、コロナ禍でいずれも様々な実績を残され、また期せずして、この4月(2023年)に全員転勤になられています。したがって、本日ご紹介する内容は、前店舗におけるご紹介ということになります。併せて、全員が現在、フィットネスクラブマネジメント(FCM)技能検定の1級技能士であり、先ほどお聞きしたら、3名の方すべてが41~42歳の間に1級に合格され、その後、実績を積まれて現在に至るということでした。
それでは、まず当セミナーの特徴についてご説明いたします。ご存じの通り、コロナによるフィットネスクラブへの逆風、業界の多様化、さらにAI等も含むIT技術の進化などによって経営環境は大きく変わってきています。そういった中にあって、事業を継続し発展させるため、様々な戦略が提起されています。 この戦略を実際に現場の施策に落と込んで実現することはなかなか難しい。我々は、その戦略を実際に現実のものにする力を“現場のマネジメント力”といっていますが、この工程が非常に難しいというわけです。そこで、「戦略×現場力」――つまり実行力について、1級技能士の資格をお持ちの現役の支配人の方々に、そのためのヒントを語っていただこうというのが本セミナーの主旨となります。
本日ご紹介するのは、セントラルフィットネスクラブ新大阪駅前、メガロス千種、そしてコクールルネサンス名古屋JRゲートタワーの3店舗の事例となります。本題に入る前に、各店舗の特徴について簡単にご紹介しておきたいと思います。
まず、セントラルフィットネスクラブ新大阪駅前。こちらは新大阪駅から徒歩5分くらいのところに位置するビジネス街にある店舗です。価格帯は、タイム90という7810円の会員からシングルの1万1110円まで。平日9時から22時までの営業(土曜:9時~20時、日祝:9時~19時)で、プールのほかにゴルフレンジなども備えた、いわゆる都市型の施設で、主にサラリーマンの方々を対象としてスタートしています。
次に、メガロス千種。こちらは名古屋駅から直線でいうと約10キロ。したがって、郊外の立地型になるかと思います。営業時間は、平日9時30分から23時30分(土曜:9時30分~21時、日祝:9時30分~20時)、またジムエリアのみ前記以外の時間はセルフ利用時間としており、非常に遅くまで営業されています。価格帯もアンダー25という8558円から24メガロスゴールドという1万8150円まで幅広く用意をされています。プールが2面のほか、テニスコート2面、ゴルフレンジも備え、いわゆる大型の複合型施設といえるでしょう。
そして、コクールルネサンス名古屋JRゲートタワー。こちらは名古屋駅に隣接するゲートタワーという大きなビルの13階にあります。最大の特徴は都市型という点で、平日は朝7時から23時まで営業(土日祝:9時~20時)、会費はというと、デイタイムオプションなしの1万670円からフルタイムプラチナの1万8755円という高価格帯までになります。施設はマシンジムやスタジオのほか、サイクルスタジオ、サウナ、ホットスタジオなどを備えています。なんといっても駅前の13階から見た景観が素晴らしいとうかがっています。
本日お話しいただくテーマは、成長を続けたフィットネス業界において大逆風となったコロナ禍をいかにして乗り越えたか、どのように支出をコントロールしたか、そして、いかにして収入増を図ったかということについてお話をいただきたいと思います。
まず、いかに支出をコントロールしたかという過程の中で、スタッフのマルチタスク化に向けてどのように取り組み、実現してきたかということについてお話をいただきたいと思います。それでは、最初にセントラルスポーツの加藤支配人からお願いします。加藤支配人には、特に『業務分担の再構築』『責任者の明確化』『ミスの教育』、そして『有人業務の見える化』をキーワードにお話いただきたいと思います。
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