一般社団法人 日本フィットネス産業協会

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FIA全国カラダ年齢測定ーフィットネス体力テストー【レポート17】

FIA-NEWS2月号 レポート17記事より-(2025/2/13)

 


測定実績も11000件を超え、データの分析も始まりました。

 フィットネス体力テストの活用に於いては、加盟企業各社店舗での測定のみならず、東京都などの自治体での取り組み、そして今年度からスタートした健康保険組合連合会都道府県支部主催の企業健保様向け体験会など、ニーズも徐々に広がりつつあります。現在11,000件を超える方々に参加いただくに至っております。          

 この件数の積み重ねによって、測定者のデータ分析の結果においてもデータの示す傾向についての信ぴょう性については、担保できる項目が今後増えていくことが想定されます。

 今後も皆様に共有させていただくに足りる分析項目を随時精査し、可能なものから共有させていただきます。

 その第一弾として、先日東京にて開催されました「2025 FIA新春の集い」の場で、データ分析の一部をご紹介いたしましたので、あらためて皆様にご報告させていただきます。

 

■カラダ年齢と実年齢との相関関係についての分析

 フィットネス体力テストの示す重要な測定結果の一つが、“カラダ年齢”です。実年齢と比較した体力年齢の状況を把握することができます。カラダ年齢の測定結果は、30歳~34歳のように5歳刻みで結果が出ます。実年齢がカラダ年齢の5歳幅以内に含まれる場合に、「カラダ年齢=実年齢」としています。

 

 

(所見)①と②は、それぞれ運動習慣(運動頻度)とカラダ年齢の相関を示していますが、②は①の相関関係について、カラダ年齢と実年齢の差異を5歳程度の差異がある人と、10歳程度以上の差異がある人に刻んで示しています。運動習慣(頻度)が高い層ほど、実年齢と比較したカダダ年齢の若さの幅が広く、同時に運動習慣が低いほど、カラダ年齢の低下率が高いことを示しています。

 

(所見)スポーツクラブに所属して日常的に運動を実践されている方々は、所属していない層と比べて相対的に実年齢より、カラダ年齢が若い結果となっています。

 

(所見)BMIとカラダ年齢のグラフは、「2025 FIA新春の集い」ではご紹介しておりませんが、運動により体重をコントロールすることの重要性を示すグラフになっております。

 

 なおサンプル数に関しては、6項目すべての測定を完了して有効なデータを入力されている方のため、全測定者(11,000件)との差異があります。

 

■総論

 今回お示しした分析結果は、極めて基本的であり想定される結果ではありますが、こうしてあらためてフィットネス業界自らの調査分析から得たデータとして重要な結果であると考えます。

 FIA加盟の各社様におかれましてはぜひとも積極的にこうしたデータをご活用ください。ご活用にあたっては、お気軽にFIAにご相談ください。フィットネスクラブを活用した運動の習慣化による健康成果を各方面に広げてまいりましょう。

 

【フィットネス体力テスト利用申し込み方法】

以下のQRコードよりフォームを読み込んでいただきますと、

利用申請を簡単に開始いただく事ができます。

https://forms.office.com/r/T8YZf3DMw1

施策詳細・マニュアル等は

FIA-HP ログイン環境内に格納しています。

https://fia.or.jp/public/25104/