一般社団法人 日本フィットネス産業協会

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新年のご挨拶

FIA会員各位

新年のご挨拶

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 多くの会員企業にとっては、今なおコロナ禍からの回復途上にあり、新しい市場から顧客獲得が求められているのではないでしょうか。

 この間生活者にも健康維持に対する様々な知識や習慣が定着し、無理の無い範囲での身体運動へのハードルは下がった感があります。

 FIAが一昨年より取り組む「全国カラダ年齢測定」はそのような人々の気持ちをフィットネスクラブに向けてもらうものであり、既に約1万人の方に測定に参加していただいております。その測定結果の分析によりますと、カラダ年齢を若く保つためには、少なくとも週1回以上の運動が必要であり、週3日以上運動する方の多くがカラダ年齢を若く保っているとの結果が出ています。厚生労働省が健康づくりのために推奨される身体活動・運動の目安となるガイド案のなかで、成人では1日60分以上の歩行と週2・3回の筋トレを推奨していることにも通じる結果となっています。

 昨春ご報告した健康保険組合連合会との共業は昨年9月よりいよいよスタートしました。我が国の健診・人間ドック事業者の団体からも関心を寄せられ意見交換を行っています。本年はこの周知活動を全国へ広げ、「健康診断+カラダ年齢測定=カラダの現在地を知る」という枠組みが社会へ定着することを目指します。

 加盟フィットネスクラブの皆様には、この取り組みがFIA加盟フィットネスクラブでのみ行う仕組みであることに改めてご留意頂き、測定に積極的にご参加頂きたいと思います。現顧客の定期的測定実施だけでなく、健保組合からの利用者という新たな顧客を迎えることにもなりますので、是非ともご協力をお願いいたします。

 FIAはフィットネスにかかわる事業者の発展のための共助・支援業務を旨としておりますが、クラブ運営を底支えする制度としてのフィットネスクラブマネジメント技能検定試験も本年は8年目を迎えます。全国で受検しやすくするためのCBT(コンピュータ試験)化を準備するなど安定した制度運営を目指します。また、カスハラ対応・国内版DBS対策などサービス業を取り巻く諸課題への取り組みを進めます。

 本年が会員各位にとって飛躍の年となりますよう祈念いたします。

 令和7年1月6日

     

一般社団法人 日本フィットネス産業協会 会長 花房秀治